2007年11月8日木曜日

ビーレフェルトの嘘 ドイツ新都市伝説

ビーレフェルト。
ドイツ西部に位置する、人口30万人の工業都市。
二クラス・ルーマンらが教鞭を執った社会学や教育学でドイツ最高水準といわれるビーレフェルト大学には1万8千人の学生が在学し、また、サッカーファンにはアルミニア・ビーレフェルトにより、その名を知られている。
ところが、そのビーレフェルト市なるものは、実は存在しないのである。

ビーレフェルトについては、さまざまなうわさや憶測が渦巻く。
極秘軍事基地がある、J.F.ケネディは暗殺されたのではなく、ここに幽閉されている、プレスリーが・・・

早めに種明かしをしておくと、これはBielefeldverschwörung (ビーレフェルトの陰謀)という都市伝説。
なんでも、1994年に、情報学の学生、アヒム・ヘルト(Achim Held)によって考えられたものが始まりだという。(Welt Online、2007年7月24日 )
Verschwörungstheorie (陰謀論、Conspiracy theory)を題材にしたジョークである。

個人も国家も、自分に都合の悪いことはないことにしておきたいもの。
責任を誰かに押しつけられれば、なおのことよい。
「この陰謀を疑うの?では陰謀でなかった証拠をあげてください」
「これはあなたの宿命です。信じない?宿命でない証拠を挙げてください」・・・
この種のロジックにはめられたり、無意識に自分が使っていないか、常に気をつけるという教訓に、どうですか、ビーレフェルトの嘘は。

さて、このテーマを取り上げるきっかけは、ドイツ語版WikipediaのPodcastでした。
Wikipedia(De)Bielefeldverschwörung
そうなんです、ドイツ語のウィキペディアには、音声版もあり、投稿があるごとに、Podcastとして配信されるのです。
プロではない投稿者が読み上げているので、決して聞き取りやすいものではありませんが、今回の Bielefeldbeschwörung はちょっと聞いていて辛い。
声の調子が挑戦的なのです。
決して短くはないので、全部聞いて、ちょっとめまいがしました。
舌を大げさに巻くrや唾が飛んできそうなp(-bなども含めて)など、本当に特徴がある読み方です。
ある意味おもしろかったのですが、あまり頻繁に投稿してほしくはないかな・・・。
こういう方法で人の気を引くという手もあるのか、とへんな関心をしてしまいました。

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2007年11月3日土曜日

追悼 エヴリン・ハーマン(女優) ロリオーの相棒

10月29日に、女優のEvlyn Hamannが亡くなりました。
この名前に聞き覚えがなくても、
Loriotコメディのレギュラー女優
といえば、ドイツびいきの方には顔と声が思い浮かぶのではないでしょうか。

Loriotといえば、20世紀ドイツ(西ドイツ)を代表する喜劇俳優、漫画家です。
ドイツ語学習も中級にさしかかれば、夫婦もののコント「Das Ei(ゆで卵)」などが練習テキストになった人もいると思います。
夫ヘルマンと妻ベルタの会話:
Berta, das Ei ist hart... (おいおまえ、今日の卵は固ゆでだよ)
ではじまるあのスキットです。
ことしのテレビドイツ語講座でも、獨協大学の学生たちが、博多大吉華丸を前に、ドイツの笑いの典型として披露していました。

もちろん、彼女は他の作品にも登場し、Loriotのテレビ喜劇になくてはならないものでした。
もっとも、私はDVDで鑑賞したので、当時の放送を知るよしもありません。

ドイツの喜劇俳優といえば、サイレント~トーキー時代のカール・ファレンティンが有名ですが、ハーマンは、ファレンティン映画におけるリーズル・カールシュタットのような、なくてはならない共演女優でした。

ARDで、Evlyn Hamannで検索しました。
Tagesschau
テキスト(ビデオ・オーディオへのリンクあり)
このニュースで、シリアスな役で、テレビ出演もしていたことが分かりました。

LoriotとValentin
前者は「ロリオー」と読みます。
アクセントは「オー」においてください。
後者は「ファレンティン」と読みます。
普通の名前であれば、ドイツ人の人名であっても「ヴァレンティン」となるところですが、この芸名に限っては、fallen(ファレン=オチる)とかけているので、かならず「ファレンティン」と呼んでください。
ミュンヘンのイーザール門に記念館があります。
ロリオー(独語版Wikipedia)
カール・ヴァレンティン(独語版Wikipedia)

Amazon.jpでLoriotで検索してもいまいちだなぁ。
書籍しかヒットしなかったので、とりあえず書籍のサーチ結果。
表紙に描かれたLoriotの漫画に見覚えありませんか?


Amazon.deで、DVDを探した方がいいかもしれません。
DVDBoxセットなどが発売されていますよ。

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2007年10月26日金曜日

チョコレートマスター2007 Podcast聞きかじり

日本のメジャーマスコミの扱いがほとんどないのが不思議な話題。
(Google Newsで「ニッポン」「チョコレート」で検索したところ、10月27日時点で、両丹日々新聞から2件ヒットのみ。)

10月の22-22日に、パリで開催された「ワールドチョコレートマスター2007(WCM2007)」にて、日本代表の水野直己さんが見事優勝したそうです。

WCM2007のウェブサイト(日本語)
不思議なもので、大会オフィシャルサイト(英語版のみか?)よりも、大会主催者のベルギー・カレボー社の特設サイト(多言語対応)の方が、内容が充実しているように思います。
顔写真付きの出場者一覧もあります。

なお、カレボー社は、1996年にカカオバリー社と合併し、カレボー・バリーとなったそうです(同社より)。

ブログではそれなりに取り上げられていたようですが、なぜマスコミが報道しなかったのか、やはり不思議です。

さて、私はこのニュースを
radioeins Der schöne Morgen 23.10.2007
で知りました。
聞いてみたい人は、上記リンクからMP3のデータを保存し、18分のところから聞いてみてください。

さて、このDer schöne Morgenですが、ベルリンの情報を中心としたラジオ番組です。
「あの噂は本当?」とか、「この音は何を表しているでしょうクイズ」、「今日の一言」など、引きつけられるコーナーで楽しませてくれますよ。
難易度は相当高いものですが、普通の話し言葉になれるにはいい題材かと思います。

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2007年10月20日土曜日

アンネ・アマーリア公妃図書館復興なる(Podcast聞きかじり)

2004年に火災に見舞われた、ドイツ・ヴァイマルにある「アンネ・アマーリア公妃図書館」が、再オープンした模様です。
このニュースはARDのPodcastで知りましたが、日本語でも報道がありました。
ARDのTagesschau(2007年10月19日)"Restaurierungsarbeiten an "Herzogin Anna Amalia Bibliothek" abgeschlossen"(ビデオ。3分弱。)
映像には、当時の火事、被害を受けた建物や貴重書などの様子が映し出され、痛々しい気持ちになります。
また、修復作業も放映されますが、ドレスデンの聖母教会とおなじように、地味な作業の積み重ねであることが見て取れます。
後半(27:30~28:00付近)に登場する、手書きの聖書のようなものは、ルター聖書の最初の印刷本(1534年)だそうで、奇跡的に火災を免れたものだとか。

AFPの記事(2007年10月19日)世界遺産のアンナ・アマリア図書館が再オープン
ZDF Magazine (20071018)"Weimar feiert Wiedereröffnung der Anna Amalia Bibliothek"

この文化的損失に対し、日本独文学会も援助をしました。
日本独文学会HP(2006年9月)「「ヴァイマル市アンナ・アマーリア公妃図書館火災復興支援募金」報告」

国立国会図書館の「ブログ」「カレントアウェアネス」に、これまでの経緯などが報告されていますが、今回の開館再開については今のところ、取り上げられていません。
カレントアウェアネス(2007年2月22日)「アンナ・アマーリア公爵図書館、再開館へ(独)」

Wikipedia(日本語)の項目には、執筆時点で、
「アンナ・アマーリア」
「古典主義の都ヴァイマル」
などの項目があります。
もちろん、レポートに丸写ししてはいけません。

カタカナ表記が気になる方、「ア」は短く発音します。
なので、「ヴァイマル」が近いのでしょう。
最後のrを弱音化すると、「ヴァイマァ」とすることもできるでしょう。
「ワイマール」というカナ表記もやはりこの町のことです。
その影響か、実は、この記事を書くまで、カナ表記は「ヴァイマール」を使っていました。
辞書や発音辞典を参考にした結果、これからは「ヴァイマル」にしたいと思います。
もちろん、方針転換するには、自分なりの判断基準があり、その決定打は次の通りです。
「ヴァイマール」では、間違ったアクセントを誘発してしまう
「イマ」を高くするイントネーションにしていませんか?
ところが、長音記号を取り除いて、「ヴァイマル」にすると、「ヴァイ」を高く・・・なりませんか?
「ヴァイ」の方にアクセントを置くだけで、ドイツ語っぽくなりますよ。
これからは、ニューヨークもやめて、「ニュヨク」にするっていうのはどうでしょう?
文字数も減りますよ!

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2007年9月29日土曜日

来る者に安らぎを 去りゆく者に幸せを

本当に久しぶりの記事です。
復帰第一弾としては軽い内容です。

NHK連続ドラマ小説「どんど晴れ」大詰めの2007年9月28日の回で、
ドイツのローテンブルクRotenburg ob der Tauberにある銘文について、言及がありました。
ドイツにあるローテンブルグの古城に書かれた「来る者に安らぎを去り行く者に幸せを」を引用して(Wikipedia「どんど晴れ」 ゲスト出演 岸本隆一郎(夏八木勲)の項目より)
早速ネット検索したところ、これはローテンブルクのシュピタール門にある銘文のようです。
Spitalとは、貧窮院、救護院のことで、日本の病院でもこの標語を採用するところがいくつもあるようです。
ドイツ語では、
Friede den Eintretenden, Heil den Hinausgehenden
だという。(ローテンブルク市の観光情報サイト Spitaltor/Spitalbastei)

den Eintretenden と den Hinausgehenden が3格「~に」なのは、複数形の定冠詞の形からも明白です。
細かく解説すると、eintreten「歩み入る」という動詞の形容詞化(現在分詞)を元に名詞化した、複数名詞「歩み入る人々」です。
「動詞→形容詞→名詞」と品詞を変えているわけです。

では、Friede と Heil の格はどうなのか?
基本的には、4格(~を)とすると都合がいいことは、訳文からも分かります。
その場合、Wir wünschen「私たちは望む」Die Stadt wünscht「この街は望む」などが省略されていると考えるとわかりやすいでしょう。
Guten Tag!というあいさつが、4格で表す(guten)のと同じです。
もっとも、Gott gebe「神よ与え給え」、Es gebe「存在してほしい」などが妥当なところでしょう。
省略された主語・動詞も無事見つかり、格も分かってどんど晴れ・・・といければいいのですが・・・。

もうちょっとネット検索すると、銘文の原文はこのようになっているようです。
Pax intrantibus Salus exeuntibus
もちろんラテン語です(銘文の写真は検索すれども見つからず)。
さて、「平和Friede」と「幸福Heil」 を表す語"Pax"と"Salus"は主格(ドイツ語の1格)です。
この感覚を生かし、FriedeとHeilを1格とすると、これは受け身なの?

Friede werde (von Gott) den Eintretenden gegeben...
Friede möge ... gegeben werden...

・・・めんどくさい。
いや、やはりここは4格、4格ということにしておきたい。
無理矢理ですが、どんど晴れ!

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2007年4月26日木曜日

ウィーン少年合唱団 初の日本団員 Podcast聞きかじり

NHK World Radio Japan - German News at 20:01(JST), Apr.25.
(Feed リンク)

ウィーン少年合唱団初の日本人団員が、日本コンサートツアーに初登場する。
内容は日本語でさまざまに報道されているようだ。
(Google News での検索結果は コチラ
記者会見ではドイツ語で答えたという「シマダ」くん。
どうやら日本語を使わない方針のようだ。
ファンやメディア対策としては、有効な手段かもしれない。
注目が一人に集中するのはたしかに望ましくない。
もっとも、出身地に関係なく、「歌の超天才(数十年に一人の)」であれば、団としても売り出す方向でいくのだろうけど。

このツアーの通訳を今でも学生がやっているのであれば、彼のいい相談相手になってほしいものである。
シマダくんのドイツ語は発展途上のようだけど、発音はなかなかよかった。
記者会見みたいな場では、母語だってしどろもどろになるものです。
・・・いまはもう、通訳は学生ではないかもしれません。

NHK外国語放送のPodcastはすでに取り上げたことがありますが、残念ながら、ドイツ語版はスクリプトが公開されていません。
このニュースの英語版のビデオ映像とスクリプトは コチラ(最新のニュースに更新される場合に備え、下記に引用します)。

13. First Japanese to join Vienna Boys Choir

13-year-old Kai Shimada, the first Japanese to join the Vienna Boys Choir, will appear before Japanese audiences from Friday, when his group starts touring in Japan.

In a news conference in Tokyo on Wednesday, Shimada said in German that he first had difficulty in getting accustomed to meals and the language when he started living in the choir's dormitory.

He said he's happy to see other members singing a Japanese song titled Furusato, or homeland, one of the songs to be performed in concerts in Japan.

The head of the Choir, Eugen Jesser, said he's relieved that Shimada could overcome the language barrier more easily than he had anticipated.

He said it's nice to see boys with various cultural backgrounds join the Choir.

Shimada decided to join the choir after he saw one of its performances in Japan two years ago.

He passed an audition in Vienna, and became the first Japanese to join the choir, which was founded in 1498.

The Group tours Tokyo, Osaka and other parts of Japan until June and will perform a total of 33 concerts.
(引用終わり)
---
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2007年4月24日火曜日

禁止されているはずの二重国籍(ドイツ) Podcast聞きかじり

radioeins "Der schöne Morgen" より。

ドイツでは二重国籍Doppelpassは禁止されています。
最近も、連邦議会の議題に上りましたが、否決されました。

ところが、このドイツの二重国籍を持つ人物がいるというのです。
それも超有名人。

ドイツのパスポートには
 Joseph Ratzinger
と名前が記されているはずのその人物は
 ローマ教皇ベネディクト14世
として、現在知られています。

さて、Podcast "Der Schöne Morgen" に、「日常のふとした疑問 Stimmts」というコーナーがあり、
ベネディクトの国籍はどうなっているの?
というテーマが取り上げられました。

記事へのリンク
(「Real Audio」のロゴをクリックしてください。要メディアプレイヤー)

結論は、例外的に二重国籍を持っている、でした。

ところでこのStimmts の表記は
Stimmt's, Stimmts 's, Stimmts
のとれが正しいの?
上記リンクのサイトではよく分かりません。
通常であれば、Stimmt's でしょうが(Wie geht's?同様に)、番組名も固有名詞でしょうから、radioeins の方針によりますね。

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2007年4月13日金曜日

メタル村 Podcast聞きかじり

フルメタルヴィレッジ!

のどかな村が世界中から殺到したメタル野郎どもに占拠された?

といっても、暴動のニュースではありません。

今年(2007年)公開の映画、Full Metal Village のニュースです。
ZDF heute-journal. 10.04.2007 (2007年4月10日)

この映画は、ヘヴィメタルファンにはおなじみの野外フェスティバル、ヴァッケン・オープン・エア(Wacken Open Air, = W.O.A.)を題材にした、ドキュメンタリーフィルムにして郷土映画(Heimatfilm)です。

ブログ執筆時点(2007/04/12)にはまだWikipedia日本版にヴァッケン・オープンエアの記事はありませんが(執筆依頼状態)、「ヴァッケン」「Wacken」などで日本語のページをネット検索すれば、相当なヒットがあります。

今回のZDFのニュースでは映画の紹介映像と、監督や住民へのインタビューをみることができます。

ブラスバンドにヘッドバンキング?
おじいさんがヘビメタフラッグを窓から掲げる?
メタル野郎の車が列をなして奇声を上げながら進む!・・・おじいさんの誘導で駐車場へ。

なかなか不思議な映像です。
よく言えば「のどか」、悪くいえば「さびれた」田舎の村の日常の風景やその住人(多くが老人)と、押し寄せるメタル野郎どもの盛り上がりが不思議な対比をなしている。
さも凶悪そうな身振り(尻を出す、騒ぐ、長髪、奇声、轟音、黒い服装、デス系ファッションなどなど)をするMetal Heads と、そんな来客を楽しむ地元・農村の人々。

韓国人映画監督 Sung-Hyung Cho (チョ・スン-ヒョン・・・かな?)は、
外国人はドイツ(人)社会に融合するといっても、それはどういう社会なのか?(ZDFニュース映像より)
なにがヨソなんだ?なにがウチなんだ?Was ist fremd, und was ist Eigenes?(Zorro Film のHPより)
という問題意識と持って、この映画を撮ったという。
たしかに、ひとくちに「社会」といっても、さまざまな層があるわけです。

ところで、監督のドイツ語です。
彼女は流暢に話していますが、やはり明らかに韓国人らしい発音をしています。
ドイツ人の方言もさることながら、外国人の「お国訛り」ドイツ語を聞き比べるのも楽しいものです。
そんな自分も日本人発音からは逃れられず、楽しみを提供する側にもなるわけですが。

Zorro Film社による、映画紹介サイト
さまざまなフォーマットによる予告編 Trailer のダウンロードもできるので(画面右下)、是非そちらもどうぞ。

英語による映画紹介ページ
ドイツ語による映画紹介ページ(制作会社Flying Moon)


日本の公開予定は・・・とくに記載がありませんでした。
ハロウィンに魅せられ、メタルにはまった私としては、たいへん興味深い映画です。

ヴァッケン・オープン・エア(2004年)のDVDはこちら。
(リージョンコード1なので、日本のDVDプレイヤーでは再生できない可能性があ


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2007年4月6日金曜日

放送事故までPodcast配信? Podcast聞きかじり

花粉症のせいで(?)、生放送が吹っ飛んでしまっている衝撃のPodcast。
しかも、何度も紹介している「優良番組」ZDF logo! Nachrichten で。

とりあえず、ストリーミングサイトへのリンクです。
logo! am Nachmittag vom 3. April 2007

私はこれを電車の中で、Audioバージョンで聞いていました。
途中、音声がおかしくなったので、ファイルの様子を見ようと思ったら:
通常、10分の番組が約20分の長さでPodcast配信されていました。

改めてビデオを見ると、普段はにこやかなキムくんも気むずかしくなっています・・・。
予定のビデオが・・・再生されない?
急遽放送の順序を変えたら・・・音声がおかしい?
6分目くらいからはキムくんアップにまでされて・・・。
司会者であっても、芸人ではないから、こういう事態には「待つ」以外ないのですね。

生放送だったんですね、この番組。
取り直した分をセットにしてアップロードされてあるようです。
失敗分はいいのでは?とも思いますが、何という律儀さか。
もっとも、こうした失敗放送も結局はYouTube行きになってしまう昨今です。
自局サイトにファイルを修正版と一緒に置いておくのは一つの方策なのかもしれません。

ところで、くしゃみの擬音は
Hatchi!
でしたね。
ハァーッチィ
と、「チィ」の方にアクセントをキムくんは置いていました。
リンクに示した説明文の方は haatschi と綴っていました。
「ハクション」と「ハァクション」のようなものなのでしょう。
ドイツでは、人前で大きな音を立ててくしゃみすることはマナー違反になると読んだことがあります。
あんなに大きな音を出して鼻をかむのに・・・

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2007年4月3日火曜日

海にテリトリーは主張できない Podcast聞きかじり

海に囲まれた国・日本に暮らす人は気をつけたいポイントです。
「テリトリー」はドイツ語でdas Territorium といいますが、これを海では主張できない可能性を指摘しておきましょう。

海洋国家が領、領を持つ・・・やはり、日本語においても表現に無理があるようです。
そこは海なのに、「地」や「土」の領有は難しいのではないでしょうか。
海底ならともかく、通常とられる表現は「領海」です。

ドイツ語のTerritorium も、やはり地面の領有を第一義とします。
語源のTerrain (仏)はdas Gebiet の類義語で、「地形」「分野」等を意味します。
さらにさかのぼると、ラテン語のterra = Erde 、つまり、「地面・土・大地・地球」の意味です。
日本語の「テラコッタ」は「土器」ですからね。

領海はドイツ語でdas Hoheitsgewässer といいます。
先月(2007年3月)末に、イギリスの兵士が領海侵犯したという理由により、イランに拿捕されたという出来事があり、そのニュースでこの用語が使われています。

ZDF Heute 29.03.2007 (ビデオストリーミング)
同テキストバージョン

「イラン」「領海」でGoogleニュース検索(リアルタイムから過去1週間分)

私が留学しているとき、外国人向けのドイツ語の授業で日本についてプレゼンしたところ、講師(スイス出身)から指摘を受けたことをよく覚えています。
海に対し、「土」を語源とするTerritorium の語を使うことには違和感がある
適切なドイツ語の単語はすぐには思い浮かばない
というのが、彼女の話でした。
「国境」が日本人の生活になじみがないのと同様、スイス人にとって「領海」は生活に関わりのない単語なのだとその時思いました。

電子辞書収録のコンサイス和独辞典で「領海」を引くと、
・Territorialgewässer
という語だけが示されます(クラウン独和にはHoheitsgewässer の見出し語がある)。

Googleで検索した結果の比較は:

Territorialgewässer: 11 000 hits
Hoheitsgewässer: 197 000 hits

前者も十分な数量があるものの、後者が一桁多くヒットしていることから、Haheits- の方をオススメします。

「地球へ・・・」と書いて、
「テラへ・・・」と読む。
懐かしの新番組の開始はこの記事にとっては偶然です。

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2007年4月2日月曜日

アルコールをめぐる二つの話題 Podcast聞きかじり

ベルリンで、16歳の少年が急性アルコール中毒で命を落とした。
飲み放題で50杯のテキーラを飲んだとか。
(流して聞いていたら、Fünfzig を「15杯」と勝手に聞き間違えてしまった・・・50杯ですか・・・)

ZDFのポッドキャストから拾ったニュース。購読していない人は以下のリンクからビデオストリーミングを視聴できる。
mittagsmagazin 29.03.2007 Tod nach "Kampftrinken"

亡くなった人には申し訳ないが、ここにDenglish が登場する。
それがFlatrate, die
日本語でも「飲み放題」「つなぎ放題」「パケ放題」などでつかう、「~放題」にあたる。
もちろん英語の "flat rate" から。
発音も英語風に、「フレットレイト」(もちろんこんなカタカナ発音ではありません)。

子供向けニュース番組 logo! Nachrichten も素早く報道し、「若者のアルコール抜きの飲み会」についてもレポートしている。
logo! am Nachmittag 30. März 2007

文字で読むなら、こちらの記事を。
Schülertod nach Koma-Saufen

ドイツは酒気帯び運転が認められていたが、21歳まで、あるいは免許取得後2年間のうち、より遅い方を規制の対象とする動きが出た。
しかし、全ドライバーを対象とした規制には至らない模様。

mittagsmagazin 30.03.2007 Absolutes Alkoholverbot für Fahranfänger?

アウトバーンの無料通行にも変化が起き(トラックはすでに有料)、酒気帯び運転や飲酒が許可される年齢も法令が改められれば、古い常識で、
 「ドイツはなぁ、酒も車もおおらかで・・・」
みたいな話はできなくなりますね。

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2007年4月1日日曜日

娯楽ラジオ番組 "Der Schöne Morgen" Podcast聞きかじり

上級向けですが、レベルを気にせずに、3月30日配信分(MP3ファイルへのリンク。1ヶ月くらいは大丈夫)を聞いてほしい。
前半には人気のシロクマくんクヌートのテーマ曲が「放送」されているし、後半には、YouTubeに転がってる「テトリスミュージック」のさまざまなバージョンが紹介されていて、シュナッピーを偲びながらニヤリとしたり、ロシアのメロディにクスッとしたりでした。
司会とゲストのしゃべりはドイツのラジオそのものなので覚悟しましょう。
番組全体の録音時間は31分52秒と長い!
しかもダウンロードには時間がかかります。

アドレス情報
Radioeins
"Der Schöne Morgen"
RSS
iTunes用のリンク

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2007年3月29日木曜日

最強のドイツ語電子辞書か?

2007年3月に発売されたCASIOのEx-word XD-GW7150は、ドイツ語使い待望の、小学館大独和収録モデルである。
独和(ネイティブ音声つき):クラウン独和辞典
和独:新コンサイス和独辞典
独英・英独:Oxford Duden German Dictionary
会話:一人歩きのドイツ語自由自在

さて、ここで一つ物足りないコンテンツがあるはずだ。
それが、独独辞典。
しかし、この電子辞書はコンテンツ追加機能に対応しているので、辞書を追加できる。
そのための追加CD-ROMが「CASIO Ex-word データプラス専用追加コンテンツCD-ROM XS-DU01(デューデン独独辞典)」だ。



カナ表記は「ドゥーデン」としてほしかったところだけれど・・・。

さて、電子辞書本体だが:
アマゾンで購入するなら、4月9日まで、新生活応援キャンペーンで、2400円割引される。
ショッピングカートがアマゾンのものか確認を忘れずに。
あわてて購入手順を完了させてしまうと上記の割引が適用されないので、その点も気をつけよう。
この割引を利用することを前提に、価格比較サイトを利用してみるとよい。
amazonポイントやクレジットカードのポイントもつくので、それも考慮に入れよう。


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2007年3月26日月曜日

Hot Potatoes JCross のブランクセルの色変更

教材作成フリーソフト Hot Potatoes には、クロスワードパズルを作成する「JCross」というモードがあります。
完成したパズルはHTMLファイルとしてエクスポートし、ウェブサイトなどで提供することができます。
また、印刷用バージョンも作成でき、教室で配布したいときなどにも利用できます。

ただし!
クロスワードパズルのブランクセルの設定は、黒。
これをプリントアウト?
トナーやインクの無駄では・・・。

対策としては、プリンタの「トナー節約モード」などを利用するのがもっとも簡単です。
残念ながら、仕上がりは美しいとは言えません。
はっきり印字してほしい文字も薄くなってしまいます。

これに納得できない方は、HTMLのソースをコピーし、設定を変更しましょう。
  • Internet Explorer の場合
「ファイル」から「notepad で編集」を選択すれば、HTMLを編集できる。
  • FireFoxの場合
  1. 「ファイル」から「名前をつけてページを保存」を選択する
  2. 保存先はどこでもよい。不慣れな人はとりあえず「デスクトップ」にしておく。
  3. 名前も特に変更する必要はない。
  4. HTMLファイルと、同名のフォルダが保存される。
  5. HTMLファイルを「メモ帳」などのエディタで開く。
  • 編集する内容
  1. table#Grid td.BlankCell{
    のところをから、色情報「黒」の記述を確認する。
    background-color: #000000;
  2. これを「シルバー」に変更する場合は
    background-color: #c0c0c0;
    と書き換える。
  3. 上書き保存する。
  4. 変更したHTMLファイルを開き、プリンタで印刷する。

  • ウムラウトやアクサン等がついた文字を利用する場合(文字化け防止)
  1. ブラウザでソースを表示させる。
  2. 全文をコピーし、エディタにペーストする。
  3. 編集後には「名前をつけて保存」を選択し、文字コードを「UTF8」に設定して、保存する。

用紙1枚に収まらないかもしれません。
忘れずに印刷プレビューで確認しておきましょう。

これで、トナーの消費量を節約することができます。

色を指定する数値については、「HTMLのカラーネーム」(e-Words: IT用語辞典)などを参考にしてください。

うーん、もっと楽な方法ないですかね。

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2007年3月21日水曜日

かわいそうなPodcasterin 初心者向け Podcast聞きかじり

そんな無理して・・・というエピソード。
本当は初心者向けドイツ語学習ポッドキャストとして紹介する予定でしたが、今回の「レッスン」があまりにも衝撃的で・・・。

My Daily Phrase German

このPodcastは "Radio Lingua International" による、英語話者のための語学シリーズのドイツ語講座。
ほかに、スペイン語、イタリア語、愛の言葉の講座などを提供している。
運営団体については、サイトを見ても残念ながらよく分からない。

単語や文法の説明はすべて英語なので、ドイツ語と英語を同時に学習したい人に適しています。
内容も初心者向けで、NHKのテレビ講座よりもさらに簡単。
Dailyだけあって、毎日更新。
25回を終了して、「4分の1を完了しましたよ」というメッセージがサイトに掲載されています。
つまり、全100回の予定です。

それでは、かわいそうなPodcasterin のお話。

Lesson 024

この回のレッスンの内容としては、ホテルのチェックアウトの場面を例に、"wann muss ich..." を学習するもの。
しかし、Moderatorin(進行役)の女性の声がハスキー・・・
学習用スキットの他に、
Tut mir leid. Ich habe Halsschmerzen. (すみません。のどが痛いんです。)
というフレーズ(後述)を実地にリスニング体験できます・・・と思っていたら、
Catriona ist ein bisschen krank!
だそうで、本当にお気の毒。

一日も早いご回復をお祈りします。


(der) Halsschmerz (-es/-en) をクラウン独和辞典(3版)で引いてみると、((ふつう複数で))とあります。
電子辞書(これもクラウン独和3版)で、「schmerz」を後方検索してみると、8件ヒットします。
「((ふつう複数で))」とあるのは Kopfschmerz, Halsschmerz, Magenschmerz, Ohrenschmerz, Zahnschmerz の5つ。Weltschmerz は複数形なし、Gliederschmerz にはとくに指示なし。Seelenschmerz は「心痛」という訳語だけ表示してあり、品詞などの表示もない(Schmerz の項目の複合語としてあげられているため)。
体の痛みは断続的に続くからでしょうか?複数形で使うのです。
一瞬の痛みは当然単数で使うことも示されています。
ein stechender Schmerz 刺すような痛み
単数形で、不定冠詞がついていますね。
(der) Schmerz の項目には、さまざまな痛みの表現や前置詞との組み合わせが載っています。
要チェックですね。
用例や複合語をざっと一覧するには冊子体の辞書の方が断然使いやすいです。
一方、合成語や複合語がドイツ語の語彙においては重要なので、後方一致機能は電子辞書を使う最大の長所でしょう。
schmerzen で後方検索すると、5つの別項目がヒットしますよ!

独和大辞典モデルもついに出ました!




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2007年3月20日火曜日

IT見本市CeBITの読み方 Podcast聞きかじり

CeBITの読み方は「セビット」?
メッセ会場 Hannover は「ハノーバー」?
開催国の言葉であるドイツ語について、Podcastの記事から検証します。


CeBIT
とは、ドイツのハノーファーで開かれる世界最大のIT関連の見本市です。
(2007年は3月21日で終わってしまいますが・・・)

このアルファベット5文字はもちろん略称からとった名称ですが、CeBITのHPトップページ(ドイツ語版)には、何の略なのかは記されていません。
Wikipedia日本語版(筆者は3月19日付で確認)では「セビット」という読み方が確認できる程度です。
ただし、他の言語へのリンクは充実しています。

CeBITオフィシャルサイトのメニュー"CeBIT-Profile" から > Geschichte > Namengebung とたどって確認しよう・・・と思ったら、私の端末からは素直に表示できませんでした。
英語版から Profile > History > finding a Name と進んでみると、
"CeBIT" from "Centrum für Büro und Informationstechnik" (Center for Office and Information Technology)
とあります(同様の記述は英語版Wikipediaにもある)。
直訳すれば、事務情報機器中核見本市、となるでしょうか。

「セビット」「CeBIT(日本語のページ)」で検索すれば、この見本市の日本での公的窓口がヒットします。
ドイツ産業見本市日本代表部のセビットのページ
そちらで当てている日本語の見本市名は「国際情報通信技術見本市」となっているので、これが定訳なのは間違いないでしょう。

しかし、ドイツ語党としては納得できません。
そもそもCentrumってどういうことでしょう?
ラテン語ではなく、素直にドイツ語でZentrumって書いてもらいたい(Karl Duisberg Centrumなどの例もあります)・・・っていうより、IT関連なのに、英語でないところが外国人としては意外です。
(ラテン語IT用語といえば「ユビキタス」などがあります。)

今回のタイトルの「CeBITの読み方」についてですが:
ドイツ語党の不満その2
 「ハノーバーで開かれているセビット」
はどうも許しがたい。
 「ハノーファーで開かれているツェービット
・・・関係者の皆さん、ぜひドイツ語風にお願いします・・・。

証拠映像+音声は
ZDFheuteのCeBIT特集ページより、以下を参照。
好調な折り返し」 会期の折り返し地点で入場者数前年比10%増
趣味として、次も紹介します。
携帯の進化についていけるか?」 変容したHandyはすでに通話とメールの機器にあらず
(※simsen (SMS+en)とは、SMS(ショートメッセンジャーサービス)を送信すること。ユーザー同士のショートメールのほか、有料の情報サービスなどを利用することもできる。wadoku.deの「SMSする」を参照。)
・・・まあ、ワンセグやGPS携帯は日本ではもうおなじみ・・・W-Zero3ユーザーの私は使っていませんが。

がんばり屋さんはラジオ局のB5 Aktuell Computermagazin の2007年3月18日のニュースをどうぞ。

参考:
ITmedia「岐路に立つCeBIT」(Eric Lundquist著, "eWEEK"の翻訳)

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2007年3月14日水曜日

Google Page Creator (整理しやすい見出し名)

Google Page Creator でサイトを作ると、サイトの整理が面倒になってきます。
これは、Site Manager の一覧性が今ひとつ直感的でないからでしょう。
しかし、一覧性を向上させる工夫があります。
試してみてはいかがでしょう?

ページの名前の付け方については以前すでに書きました(2007年2月28日のブログ)。
サイトのページが多くなってくると、Site Manager で見通しをもって管理することが難しくなってきます。
ブログのように、それぞれのページや記事に「タグ」をつけられれば簡単なのですが、そういう機能はありません。

解決方法として、それぞれのページの「見出し」に章・節の数字をつけることをオススメします。
見た目は多少落ちる(画像参照)かもしれませんが、そこは割り切りが必要です。


レポートや論文のように、章・節番号をつけてみましょう。
Site Manager の List モードで、表示順序を Page name にすれば、さながら目次のように、サイトが順列されます。

「第1章 第1節」のようにしてもいいのですが、「1.1」「1.2.1」「1.2.2」...のような形式がスマートでいいでしょう。

Site Manager でのサイト管理が少しだけ直感的になります(画像)。


章・節番号を目立たないように、フォントのサイズや色を変更するという手もありますが、サイトのすべてのページに毎回設定を行うことは手間がかかりますし、見落としのおそれもあります。
設定によっては、隠し文字の使用とみなされて、Googleの検索結果から外されてしまうかもしれません。
すでに書いたように、ここは割り切る方がいいでしょう。

副次的な効果として、章・節番号を明示し、左側の「サイドバー」に、「コンテンツ一覧」をつければ、サイトの訪問者にもサイトの全体像がわかりやすくなります。
自分のサイトにはまだつけていません・・・。)

前もって、サイトの全体像を作成者がイメージしておくことが大切です。
できれば、紙やワープロソフト、情報整理ソフトなどにまとめておけば、そのイメージがよりはっきりします。

また、各ページのURLも、整理しやすい名前にすることをオススメします。

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2007年3月12日月曜日

GooglePageCreator (メールアドレスの公開 3/3)

GooglePageCreatorで作成したときに、連絡先を公開する方法の3回目(最終回)

第2回で生成したgmailアドレスを、JavaScriptを使って、メール送信用のボタンを作ります。
こうすることで、メールアドレス収集用ロボットの標的になる危険性が低くなります。
もちろん、こうしたロボットが進化した場合は、また別の方法を考える必要があります。

結論は以下のサイトの方法を採用した、ということです。

参考サイト
スパムメール対策実験室
(こちらの「9」を利用しました。)

9番目の「⑨メールアドレス暗号化」をクリックすると、暗号化専用のサイトが開きます。
そちらで前回考案したメールアドレスを暗号化してください。

暗号化ができたら、その部分をコピーし、PageCreatorでメールアドレス送信用の表示をしたい場所にこの文字列を貼り付けます。
Previewしてもなにも表示されない!とあわてないように。
ページ全体をプレビューするか、パブリッシュすれば、無事に機能していることが分かります。

ほぼ同様の動作をするツールで Email Riddler (online tool) もあります。
こちらは、クリックするための画像ファイルや表示する文字を簡単にカスタマイズできます。
英語のサイトですが、操作方法は上記「スパムメール対策室」とほぼ同じです。
(このツールは、以前も参照した Gmailの使い方 の、「署名@gmail」のリンクからたどっていきました。)

この方法をBloggerでも試したのですが、うまくいきませんでした。
なぜ?

2007年3月10日土曜日

ゲーテ・インスティトゥートがドゥーデン特別賞 Podcast聞きかじり

ゲーテ・インスティトゥート」のドイツ語の世界的な教育・普及活動に対し、「コンラート・ドゥーデン特別賞」が贈られました。
ARD Tagesschau (07.03.2007)より。

ARDのビデオストリーミング

さて、このゲーテ・インスティトゥート、語学学校の受講生やドイツ語業界の人は「ゲーテ」と呼んでいますが、日本国内では「ドイツ文化センター」の名称で活動しています。
東京のゲーテへのリンクはこちら

この団体は、ドイツの文化と言語の普及を目的とし、語学学校の運営やドイツ関連イベントの企画・主催・協賛をしています。
参考 http://www.goethe.de/ins/jp/tok/uun/jaindex.htm


このニュースを取り上げたのは、「ゲーテ」を賛美したいからではなく、日本の対外文化政策を考えたいからです。
我が国でも、麻生太郎外相が「ジャパニメーション」を口にするなど、自国文化の普及政策が政府の外交課題として重要度と注目度が上がってきているように思います。
この点に関しては、米英仏独が日本よりはるかにさかんです。








国名機関名国数海外事務所数
フランスアリアンス・フランセーズ(大阪日仏=AF大阪)1381135
イギリスブリティッシュ・カウンシル109218
アメリカアメリカン・センターなど128166
ドイツゲーテ・インスティトゥート(GI東京76125
日本国際交流基金1819

(※『多言語社会がやってきた』(2004)4頁の表(山本忠行)を、海外事務所数順に並べ替え、リンクを追加しました。)

日本は量が少ない、少なすぎです。
(あればあったで、テロや暴動の標的になりますが・・・英米の施設は警備がしっかりしています。)

こういった機関は、それぞれの国の委託を受けて文化普及活動をしています。
「プロパガンダ」「国策普及」「植民地主義」と批判することもできるかもしれませんが、相互に活動して交流することで、そういった側面を減らし、平和と創造、相互理解と寛容へとつながるかと思います。

各国(もちろんアジアやアフリカなど、上記に挙げていない国や地域)の広報・文化交流組織を一堂に会した、「国際特区」みたいな地区ができたらおもしろいですね。
飲食店や書店、輸入CD/DVDショップ、ネットカフェ、ファッション小物ショップなどの産業と組み合わされば、語学学校に行かなくても楽しめそう。
これぞ通年万博状態。
そんな街ができたらぜひ入り浸りたいです。

「コンラート・ドゥーデン特別賞」とは・・・
ドイツ語でよければ、ドゥーデン出版社の中のサイトをご覧下さい。

参考資料


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2007年3月9日金曜日

GooglePageCreator (メールアドレスの公開 2/3)

Google Page Creatorで、メールアドレスを公開する方法の2回目。
今回は、Gmailのアドレスを加工する方法を二つの段階に分けて説明します。

第1段階(公開用メールアドレスの加工)

Gmailの場合
  • 「.(ピリオド)」はメールアドレス内で無視される
  • 「+(プラス)」を使うと、そこから@までの文字列は無視される
  • ドメイン名は @gmail.com でも @googlemail.com でも同様に処理される
これを利用すると、

元のメールアドレスが
username@gmail.com
の場合、
user.name@gmail.com
username+flag1@gmail.com
username@googlemail.com

どのアドレスでも着信します。
これをすべて併用すると、

user.name+flag1@googlemail.com

となり、もとのメールアドレスとはだいぶ違う見た目になります。
このアドレスを公開するアドレスとして、gmailでフィルターをかければ、サイトの読者からのメールはすべて一括で管理できるようになります。

第2段階(Googleアカウントの複数利用)

さらに、複数のgmailアドレスを取得し、サイト読者からのメール専用と、Page Creatorで使っているアカウントを分けてしまえば、サイト作成者のGoogleアカウントは推測不可能となります。

次回は、このアドレスの公開の工夫についてです。
(つづく)

参考にしたサイト
Gmailの使い方!
(ありがとうございます)

2007年3月8日木曜日

Google Page Creator (メールアドレスの公開 1/3)

サイト内にメールアドレスを公開することには注意が必要です。
不用意に公開してしまうと、あっという間に迷惑メールの標的となってしまいます。

それを避けるためのいろいろな方策が模索され、その対策を打ち破る技術が迷惑メール業者に開発される、といういたちごっこが続いているようです。

Google Page Creatorでは、細かい設定ができない(たぶん)ので、対応策にも限りがあります。

必須
サイトのアドレス(URL)を、Gmailのメールアドレス・Googleアカウントとは無関係のものにする

(参照)
2月28日のブログ記事「Google Page Creator(サイトのアドレスとページの名前)」

その上で、連絡先の公開方法を工夫する必要があります。
  • レベル1:完全に非公開
  • レベル2:ブログを作成し、連絡はそこに書き込んでもらう。
  • レベル3:メールアドレスを加工し、サイト内での公開方法も工夫する
私は実名でブログもウェブも公開しているので、連絡先は公開したいと思っていました。
レベル3の方法を順を追って説明します。
(つづく)

2007年3月7日水曜日

乗り物別 環境負荷対決 Podcast聞きかじり

車か、電車か、飛行機か?

「ポンジャン」の話ではありません(電車ではなく船ですね、あれは)。

オススメナンバーワンポッドキャスト logo! Nachrichten (ZDF) (19:50, 06.03.2007) で取り上げられた話題です。

ZDFのビデオストリーミングサイト (2分20秒あたりからがこの話題)

日本でも格安航空会社の参入が話題になりましたが、欧米ではすでに一般的な交通インフラとなっています。
移動手段として一般化した飛行機の環境負荷はどうなのか?
番組では、ハンブルク-フランクフルト間「一人あたりの二酸化炭素(CO2)排出量」で比較しています。
結果は?
番組をご覧下さい。
(ZDFのサイトからストリーミングのデータが削除されていたら、コメントをお願いします。)

※今回辞書を引いた単語
s. Kerosin (-s/ ) 灯油、航空燃料「ケロシン」(Wikipedia日本版の記述へ

2007年3月6日火曜日

Google Page Creator (保存容量とデータファイル)

Google Page Creator に使える容量は100MB。
画像や音声などのファイルは、一つのファイルが10MB程度だと思われます。
それより大きいファイルは分割するか、大容量ファイル置き場において、リンクをはるといいでしょう。
動画ならYouTubeが代表的なところでしょうか(正直いうと、このあたりは興味なし。)。

写真などの静止画なら、オンラインフォトアルバムにデータを保存しておき、そこにリンクをはることで、Page Creator自体のファイル容量制限を圧迫しませんし、画像そのものの使い回しはその方が楽です。

Googleのツールである、Picasa のオンラインアルバムからの利用は、アルバムか個別の写真の設定ツールの中の「ブログ/MySpaceに埋め込む」を利用し、生成された文字列を、画像を表示させたい場所にHTML編集モードで貼り付けます。

(参考画像: この画像もPicasaWeb Albums から読み込んでいます。)


これで、Page Creatorのファイル容量の圧迫は最小限に抑えられます。
なお、Picasaウェブアルバムの容量は250MBです(3月6日現在)。

2007年3月5日月曜日

「日本人」じゃないJapaner Podcast聞きかじり

Japaner なのに「日本人」でない。
そんな用法が ZDF Heute Journal の3月3日放送分で使われています。

ビデオストリーミング

テーマは日本のハイブリッドカー。
緑の党のレナーテ・キュナスト前環境保護大臣が、環境保護の観点から、日本車を奨励する発言をし、ドイツの自動車産業その他から猛反発を受けた、という出来事の流れからのニュースです。

Google Newsでの検索結果(日本語)

さて、"Japaner"ですが、ここでは「日本人」ではなく、「日本製品」「日本車」の意味で使われています。

クラウン独和辞典と小学館大独和で調べましたが、やはり「日本人」とだけ挙げられています。

余談ですが、小学館大独和でもう少し後方の単語を眺めてみると、
Japanknolle
という単語がありました。
おせち料理で食べるチョロギのことだそうです。
e. Knolle とは、塊茎・ジャガイモのこと。

このような、周辺単語のぶらぶらブラウジングは紙の辞書の持つ大きな長所でしょう。

2007年3月2日金曜日

Google Page Creator (HTMLの利用)

Google Page Creatorではウェブサイト作成のための特別な技能は必要ありませんが、HTMLを知っていれば、より表現の幅が広がります。
それぞれの入力枠ごとに、HTMLを直接編集することができます。
それは、Googleが提供している他のサービス「Blogger」「Googleグループ」などでも同様です。

簡単なタグですが、私のサイトでも、区切り線(hr要素)を入れるなどの工夫をしています。
テーブルも利用できますが、ページ全体でのレイアウトの調整が面倒になりそうなので、実際には使っていません(Googleグループの「ページ」では使っています)。

HTMLは文字入力用の枠ごとに設定するため、残念ながら、サイト全体に関わるようなメタタグなどは利用できないようです。

画像やガジェットの配置の調整は通常画面でドラグ&ドロップでもできますが、HTMLの操作から行うほうがむしろ簡単・正確に実行できそうです。
(つづく)

2007年3月1日木曜日

Google Page Creator (テキストの入力)

Google Page Creator でウェブサイトを作るのは、ブログ並みに簡単です。

文字や画像をコントロールするツールバーは、GmailでHTMLメールを作成するときに使用するものとほぼ同じです。




参考:GmailのHTMLメール作成用のツール類



簡単なサイトなら、このツールだけで作成することができます。

一番右の「Heading」という部分だけは、真新しいかもしれません。
これは見出しを設定する部分で、Heading、Subheading、Minorheading、Normalの4種類から選択するものです。
ページ全体のタイトルにHeading(HTMLでいう「H1要素」)、副題にSubheading(「H2要素」)、本文の中の見出しにMinor Heading(「H3要素」)を利用するとよいでしょう。

蛇足ですが、
 B=Bold (太字)
 I=Italic (斜体)
です。

簡便なワープロソフトだと思って利用できますね。
(つづく)

2007年2月28日水曜日

善き人のためのソナタ Podcast聞きかじり

ドイツ映画『善き人のためのソナタ』がアカデミー賞外国語映画賞を受賞しました(米ロサンゼルス時間2月25日、日本時間26日)。

このニュースは当然ドイツでも報道されていますが、今回紹介するのはイチオシPodcastのlogo!Nachrichten (ZDFの子供向けニュース番組)です。
私がチェックしたのは2月26日(月)19:50の放送分。
(ストリーミング放送へのリンク)(放局ZDFでの保存期間は不明です。)

映画の紹介から始めて、ドイツの東西分裂時代と東独秘密警察シュタージ(国家保安省)についての解説をしています。
いまさらですが、ドイツの子供にとって、ドイツが東西に分裂していたことは「歴史」であって、現実感に乏しいことがらだ、ということが読み取れます。
また、大人サイドに「子供に最近の歴史を教える」という意志を感じます。
もっとも、シュタージと密告社会の負の遺産と、現在も厳然と存在し続ける東西格差など、ある意味、「現在に直結している歴史」なのではあるのでしょう。

ドイツ大使館による記事
公式サイト『善き人のためのソナタ』(ピアノの音が自動再生されるのでご注意下さい。)


(3月1日追記)
この映画の原題は Das Leben der Anderen といい、直訳すれば
「他人たちの生活」
となります。
邦題はうっかりすると韓流ドラマみたいですね。

Google Page Creator(サイトのアドレスとページの名前)

Google Page Creator に申し込んで、まずはじめにすることは、 サイトのアドレスを決めること です。

初期状態では、Gmailアカウントのユーザーネームが使われてしまいます。

 http://ユーザーネーム.googlepages.com/home

このままの状態では、Gmailのアドレス(ユーザーネーム@gmail.com)も同時に公開しているようなものです。
メールアドレス収集ロボットがここに注目しているかどうか分かりませんが、分かる人が見れば、サイト作成者のGmailのアドレスは一目で分かってしまいます。

連絡先のメールアドレスをどのように公開するかは、ページ本文部分の作成時に改めて考えます。
ここでは、サイトの見出しに合うURLを考えましょう。




画面の箇所で「Create another site」を選択し、考えたURL名を使って新しいサイトを作成します。
デフォルトで生成されるのサイトをPublish(公開)すると、上記のようにGmailのアドレスをほぼ公開していることになっていまいます。

各ページの名前をつけるには、さらに注意が必要です。
以下の手順が大切です。

  1. 新しいページを作成するときは、一度は「英数小文字」だけでページの名前をつくる。
  2. ページを作ってから、ページのタイトル部分に日本語を入れる。
日本語や非英語の文字を使うと、ページのアドレスが長大になってしまいます。
そんなアドレスでは、あとからサイトを更新したり管理することが大変になります。
たとえば、Wikipedia日本語版の「日本」の項目のアドレスは
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC
です。
「%E6%97%A5%E6%9C%AC」の部分が、「日本」のページを指しているわけですが、Google Page Creatorでうっかり日本語名のページを作ってしまうと、このような、人間には判読不能で長大な文字列のURLでページが作成されてしまいます。
まちがっても「自己紹介のページ」などと、日本語でページ作成してはいけません
「jikoshokai」「aboutme」「about.me」「portrait」「profile」などの半角英数の文字だけを利用して作成しましょう。

作成したあとで、各ページの見出し部分を日本語表記にしてください。

おまけ
この機能が追加された2006年11月20日までは、Page Creator専用にGmailのアドレスを別に取得したりといった手間が必要でした。

2007年2月26日月曜日

GooglePageCreator (申し込み)

Google Page Creatorの使い方の内容にようやく入ります。

Google Page Creator を利用するためには、Gmailのアカウントが必要です。

Google には、「Googleアカウント」というものがあり、Google グループなどのサービスでは、Gmailのアカウントでなくても登録して利用することができますが、Google Page Creatorの利用にはGmailのアカウント(Gmailのメールアドレス)が必須です。

今年(2007年)の2月14日以降、Gmailは紹介制ではなく、申し込み制になりました。
つまり、Google Page Creatorも申し込みだけで利用できることになります。

Gmailをまだお持ちでない場合は、Googleのmoreから申し込みできます。
アカウントを無事作成できたら、Googleのmoreにある、「Google Labs(英語)」に進み、開いたページ内で、Creatorでテキスト検索しましょう。
そこにある説明によれば、Google Page Creatorは2006年2月23日からあるそうです。

求められているアカウント情報を入力すれば、ウェブサイトはすぐに作成できます。
しかし、あわてて作成したり、公開してはいけません。
(つづく)

2007年2月24日土曜日

ドイツ フライドポテト事情 Podcast聞きかじり

製品テスト財団による検査が行われ、ドイツ人が大好きなフライドポテトは、軒並みきびしい評価を受けました。
(ドイツのテレビニュース Heute の報道より。)

製品テスト財団によれば、今回検査対象としたファストフードのフライドポテトのうち、品質に問題がなかったものは バーガーキング のものだけであったという。
さて、特に問題とされたのは、Acrylamidという物質だ。
日本語でもアクリルアミドと呼ばれており、イモ類を焼いたり油で揚げると発生する発ガン物質であるという。
Wikipedia(日本語)の説明(最終アクセスは2月24日23:40)。

今回、対象となった製品は、

Burger King
Kentucky Fried Chicken
Nordsee
Karstadt / Frites van Holland
McDonald´s
McCain (自販機)
Wienerwald Express
Ikea

の8つ。

Heuteのニュースへのリンク(右側の「Video」ボタンでニュース映像も)。
製品テスト財団調査結果ページへのリンク(右側にデータやビデオへのリンクもある)。

日本のファーストフードはどうなのかも気になるところである。

2007年2月23日金曜日

Google Page Creatorの短所

今回は、Google Page Creatorの短所を挙げ、それでも使う理由を探っていきます。

英語版しかないベータサービス。
ここがまずつまずきの第一ポイント。
Google Labs(英語)
のなかから探し出すのは、Google Page Creatorの今の知名度を考えると、日本ではあまり利用されないだろう。

また、せっかくアカウントを取得しても、機能が中途半端で、操作方法が分かっても、活用方法がぴんと来ない。

本格的なサイトを運営するにはCSSや外部JavaScriptに未対応(たぶん)で、レイアウトに趣向を凝らすことができず、結果として、没個性的な外見になってしまう。
これでは本格的なサイト運営を目指すユーザーは見向きしない。
CGIも用意されていない(たぶん)ので、表示するだけのページになりがちである。

「ホームページを持ちたい」という初心者には、操作の煩雑さと結果がバランスがとれていない。
ふつうにブログサービスを利用した方が気楽に「ホームページ」を開設し、維持管理できる。
また、読者との交流も、ブログやmixiなどのSNSには遠く及ばない。

一旦まとめよう。
上級者には機能が貧弱である。
ウェブサイトを開設し、継続的に運営するには、ブログやGoogleグループ、mixiのコミュニティ運営でニーズは充分満たされ、そういったものを利用すれば、初心者が苦労する必要性がない。

Google Page CreatorにはHTML直接編集モードもあり、JavaScriptも埋め込める。
これは、BloggerやGoogleグループの「ページ作成」機能などでもすでに実現している。

Google Page Creatorの今の機能は、初心者と上級者の中間層で、従来型の「ホームページ」の作成を志向する人むけのものである。

今回は短所を特集したので、Google Page Creatorの価値を低く思わせてしまったかもしれない。
しかし、前述の「従来型のホームページ」の特徴を再考したい。
「ホームページ」を公開しても、ログイン情報さえしっかり管理しておけば、乗っ取られたり、荒らされることはないのである。
告知・主張型、あるいは「とりいそぎで」ウェブサイトを持ちたい人には便利なサービスである。

100MBという容量と、ブラウザ(IEとFireFox)だけで操作できる手軽さは、HTMLを習得する余裕のない人には魅力的である。
機能に不足を感じれば、その都度HTMLのタグを覚えてゆき、個性的なサイトデザインをしたくなれば、別のサイトを立ち上げればよい。
更新をやめてもサイトは閉鎖されない。

・・・ここだ!

とりあえず、どういうプロバイダやドメインでサイトを立ち上げるかを決めかねていて、それでも早めにホームページを公開したい人。
こういう人にぴったりだ、と言えそうです。

次回からは、Page Creatorの実際の利用に即したレポートをします。

2007年2月22日木曜日

GooglePageCreator (長所と魅力)

Google Page Creator (GPC) でウェブサイトを構築しました。
http://makoto.portal.b.googlepages.com/home

Google社によるこのサービスの魅力は2点。
  1. 無料で100MBのスペースが利用できる
  2. ウェブ作成ツールのおかげで、HTMLやFTPの知識・技能がなくても、サイトを開設できる
もちろん、最大の特徴は後者。

Ajaxという技術を使い、ブラウザ上でサイトを作成・編集することができる、という点です。
編集しているときの見た目が、完成したときの見た目になります(WYSIWYG = What You See Is What You Get, 「いま画面に見えているものが最終的な作成結果として得られます」)

技術のことはさておき、このウェブサイト作成ツールの使い勝手について説明します。

インターフェイスはgmailのHTMLメール編集画面とほぼ同様で、文字装飾や添付ファイルの感覚でサイトを作成・更新します。
「操作は簡単」、と言い切ってもいいツールです。
私も始めて使ったときはHTMLを「未履修」でしたし、いまだにFTPは未経験です。
パソコン初心者でも簡単にホームページが持てる、まさにそんなサービスです。

今年(2007年)に入ってから、Microsoftも類似のサービスとして Office Live というサービスを開始しましたが、操作や初期画面がシンプルな分、Google Page Creatorのほうが使いやすいと思いました。
申し込みのしやすさもGPCの方が数段かんたんです。
Gmailアカウントが全世界で招待制から申し込み制に移行した今ではなおさらです。
(なお、Office Liveは、単なるウェブスペース+作成ツールではなく、「Googleグループ」「Gmail」「Google Analytics」を統合したような、総合ウェブサービスシステムです。)

サービス開始当初は順番待ちにまでなったサイト開設サービスGoogle Page Creatorですが、それほど成功していないのではないでしょうか?
なにしろ、「Page Creatorでサイトを作った」とか、「作り方」のような日本語のサイトがほとんど見つからないのです。
登場当初あれほど注目されながら、これほどマイナーであり続ける理由は、明日レポートする短所にあると私は見ています。
(つづく)

2007年2月21日水曜日

Google AdSenseの審査通過せず

1月から作り始めたサイトのためにGoogle AdSenseへの申請をしたところ、作りかけであったりリンク切れが多数あることを理由に、審査が通りませんでした。
不許可のメールに、AdSenseの掲載基準として、以下の二つのサイトアドレスが示されていました。

https://www.google.com/adsense/policies?hl=ja
https://www.google.com/adsense/localized-terms?hl=ja

準備中や工事中のサイトは不許可、とは明示されていないようですが、そういうサイトをすべて許可してしまえば、AdSense掲載だけが目的のサイトもOKとなりかねないのでしょう。
申し込みをしてから3日目の返信でした。
サイトを充実させてから再申請するか、このブログの記事がたまった頃にこのブログをターゲットに新規に申請しようと思っています。

明日からは、集中連載風にGoogle Page Creatorについてレポートしていく予定です。

2007年2月20日火曜日

Amazon アソシエイツは承認が早かった

今日の未明にAmazon.co.jpのAmazonアソシエイツに申し込みをしたところ、今日の夕方に承認の返事が来ました。
Google AdSenseは1週間ほど審査に時間が掛かるとされているので、正直この早さには驚いています。

Amazonアソシエイツにはいくつかの機能があります。
このブログのトップページの右側にAmazon.co.jpの商品検索コーナーを配置しているのもその一つ。
また、一番下のコーナーには、「ドイツ語」に関係する書籍が自動的に表示されます。
今後は書評やその他のハード・ソフトを紹介するときに、Amazon.co.jpへのリンクをつけることを予定しています。

アフィリエイトである以上、受益者は私です。
また、Amazon.co.jpへのリンクをはっておくことで、価格情報、ISBNなどの書籍情報はブログの本文で省略できます。
言い訳がましくなりますが、閲覧者サイドにもメリットがあります。
それは、表紙の画像がこのブログ上にも表示されること。
たとえ書評であっても、うっかりその本の表紙の画像を載せることは著作権法に触れるおそれがあります。

ところで、Google AdSenseと両立させることは出来るのでしょうか。
Google側の規定では、どうやら「コンテンツマッチ型」の広告でなければ大丈夫なようです。
つまり、Amazonアソシエイツの「おまかせリンク」とは両立できないが、「個別商品リンク」なら問題ない、ということのようです。

なお、以下はバナーリンク(Amazon.co.jpのプロモーションが読み込まれるイージーリンク)です。

2007年2月19日月曜日

Google AdSense と Google への登録

Google AdSense への登録手続きを行いました。
メインのサイトを広告掲載用のサイトとして登録を申請。
審査の後、AdSense参加の可否がメールで送られてくる予定。
https://www.google.com/adsense

また、Googleウェブマスタツールの利用を開始しました。
http://www.google.com/webmasters/tools/siteoverview

・・・Googleにサイトの登録手続きをしていない・・・ウェブマスターツールがそれを兼ねていると思いこんでいた。
登録手続きは
http://www.google.com/addurl/?continue=/addurl

でするそうだ。

ワンストップで操作できれば楽なのに・・・。
そういうツールもあるのかな?

2007年2月16日金曜日

オーストリアのコメディPodcast

Ö3Wecker Comedy Podcast
(Ö3 = Oe = Oウムラウト)

オーストリア公共放送のラジオ局Ö3(エードライ)のPodcastの一つ。

http://static.orf.at/oe3/podcast/oe3_comedy_cast.xml

コメディだけあって、オーストリア発音のオンパレード。
正直聞き取りは相当厳しい。
いや、聞き取れる必要はおそらくない。
オーストリアに留学する人は必聴かも。
2月15日の分では、オーストリアに来たロシア人が故郷の友人出す手紙ドラマ、というものがあり、ロシアなまりなんだか(オーストリアのネイティブはここで笑うはず)、オーストリアドイツ語なんだか(私たち外国人はここで笑う)、聞いててくらくらしてくる。
コントの最後に、
 「俺はKGBのイケメンでならしてたんだぜ」
と自慢する主人公に、オーストリアのおばちゃんは、
 「あら、私だってKHGで一番の美女だったのよ」
と切り返す(訳は記憶に基づく再構成です・・・)。
主人公は
 「KHG?俺の組織はKGB、FBIやCIAなら知ってるけど、KHGってなんだ?不安でタマらん!なんなんだKHG!」
と、疑問を解決できずに、劇はおしまい。
どうやらここがオチだったようだ。

で、KHGなんて何のことだか、私もさっぱり分からないので(すごいローカルな訳語だとは思った)、
Wikipediaドイツ語版で調べた。

http://de.wikipedia.org/wiki/KHG

今日、この時点で候補は5つ。
かつての財務大臣、ストラッサー、というのも捨てがたいが、やはり一番手は「Katholische Hochschulgemeinde カトリック大学区」かと思われる。

結論
オーストリア人の「常識力」を吸収するには、いいコンテンツだ・・・。

2007年2月14日水曜日

喋らないと。英語。(ペプラー式英語上達法)

NHKの「英語でしゃべらナイト」を始め、英語と日本語を織り交ぜたナレーションで活躍中のクリス・ペプラーが、NHK「スタジオパークからこんにちは」に出演し、英語上達法を紹介していた。
  1. 耳から口へ
  2. (忘れた)
  3. 興味あるテーマを使う
そもそも、アメリカ人の父と日本人の母を持ち、日本のインターナショナルスクールで育ったペプラーのアドバイスがどれだけ有効なのかは不明だが、この3つのコツ(2つ目は忘れてしまったけど)は納得できるものでした。
たぶん、いろんな人に、「英語上達の秘訣を教えてください!」って言われるので、自分の体験と、体験以上に情報収集して要点をまとめたのではないだろうか。

さて、耳から口へ、の内容は実は聞きそびれた。
私のブログの趣旨からすれば、
 「やっぱりPodcastを活用するのがいいだろう!」
と安直に結論づけておきます。

興味のもてる、分かるテーマのものを選ぶ、というのは、「NHK World (German)」を勧めたときに書いた点と共通します。
やっぱり、分かるものの方が楽しいものです。
ペプラーは
 「飛行機でやってる『寅さん』を英語で見るといい」
と勧めていました。
ビデオを見る場所と時間があれば、やはり勧められる方法ですね。
問題は、日本で発売されているDVDにドイツ語音声がついているものは本当に少ないこと。
ジブリ映画ならフランス語音声が付いていますが、ドイツ語音声が付いているのは『もののけ姫』だけ(そんなにカンヌが欲しいか・・・金熊はどうするの?)。

ヨーロッパ版のDVDを入手してみると、ビデオの映像信号が壁となります。
(リージョンコードは日欧ともに「2」なので問題なし。)
日米はNTSC方式で、ヨーロッパはPAL。
日本メーカーのDVDプレイヤーではPAL方式の再生はできません。
パソコンか、「アジア家電」のお世話になることでしょう。

・・・脱線したので今日はこの辺りで。

2007年2月12日月曜日

NHK World (German) オススメPodcast

NHK World (German) サイトへのリンク


NHKの国際放送のポッドキャスト。

長所は
  • 内容が推測しやすい
  • 日本のことを語る単語を仕入れることができる
何となく分かった気になれる、というのは、継続のモチベーションを保つポイントでもある。
初心者でも固有名詞は分かるので(首相の名前など)、テーマを推測しながら聞けるのではないだろうか。

短所は
  • アナウンサーがプロではない(ネイティブではある)
  • 発音に個人差がある
ドイツの放送局(Deutsche WelleやZDFなど)のプロのアナウンサーに比べると、読み上げのレベルが若干落ちる。
とはいえ、この差が分かるのは中級以上の人でしょう。
教養のあるネイティブが標準ドイツ語を意識した発音、というところで、大学の講義と同等かそれ以上の発音だとおもいます。
ナレーターは日本に在住している方ですね(NHKのテレビやラジオに出演経験がある方も)。
ですから、日本の人名や地名の読み方は、ドイツのプロのアナウンサーよりも現地語の雰囲気を出しています。
首相クラスの人物なら、「シンツォー・アベ」とか「ユニヒロー・コイツミ(小泉純一郎!)」ということはまれですが、それ以外だと、やっぱりドイツ発音しているときもあります。

NHK Worldのニュースの内容については、また改めて取り上げます。

2007年2月11日日曜日

ゆっくりニュースでドイツ語学習

Langsam gesprochene Nachrichten (Deutsche Welle)
ドイチェ・ヴェレのゆっくり読み上げるニュース

ドイツ語学習のPodcastといえばコレ!という人も多いのでは?
ドイツの国際放送局ドイチェ・ヴェレのニュースをゆっくり読み上げる、というもの。

  • 公的なメディアによるまともな文章
  • ネイティブのプロのアナウンサー
  • ドイツ語学習者向けにゆっくりはっきり読み上げている
  • テキストも公開されていて、目でも内容確認できる

というわけで、いいことづくめのようです。
必聴コンテンツではありますが、問題点も押さえておきましょう。

ときどき当てはまる問題点:
  • 発音が不自然
  • 内容がなじみがない

いくらネイティブとはいえ、「不自然にゆっくり」読んでいるときがあり、聞き取り練習にはむしろ不向きなこともある。
「聞き流し」なら、わからなくてもネイティブによる、ネイティブ向けの普通のニュースの方が「慣らし」として有効ではないだろうか?

内容は全世界に向けたものなので、日本の学習者には内容が想像しにくい。
推測が利かないので、聞き取りが難しく、自信喪失、学習の挫折のつながる。

では、Langsam gesprochene Nachrichten の最大の活用法は何か?
ずばり、シャドーイング。
聞こえてきた音を、数秒遅れで追いかけ発音する練習です。
不正確でも、内容がわからなくてもかまわない。
とりあえず、アクセントとイントネーションをコピーする。
スピードについていく。
ときにはテキストを見ながらやってみると、ゆっくりの音読ですらこのスピードで目を動かす、ということがわかり、それも経験になります。
とりあえずそれだけでも大変なはず。
犬の散歩のときに、いんちきシャドーイングを続ければ、文レベルの発音はだんだんよくなるのではないでしょうか。

結論
Deutsche Welle - Langsam gesprochene Nachrichtenは耳のトレーニングではなく口と目のトレーニングに活用できるコンテンツ。

(ドイチェ・ヴェレのニュース記事の内容については別に書く予定。)

Deutsche Welle
http://www.dw-world.de/dw/article/0,2144,1813444,00.html
(中央下部の「WWW-Links」から、「iTunes-Feed」をクリックして、iTunesに登録する。ほかのソフトなら、RSS Feedをコピーして利用する。)

2007年2月9日金曜日

Googleのさまざまな活用

2月に入ってから、Googleのさまざまなサービスを片っ端から試している感じです。

このブログもGoogleのサービスを利用しています。
Bloggerというブランドではありますが、 Google社の提供しているサービスの一環です。

そのほかに、Google Page Creatorを使ったウェブサイトの構築を準備しています。
Google社が提供しているのは、100MBのウェブスペースと、直感的にページ作成できるウェブ上のツールです。

また、Googleカレンダーも始めました。
これは、家族のスケジュール調整のために導入しました。
妻と自分のそれぞれに予定表を作成し、表示段階で表示するするスケジュールを選択しています。
予定のバッティングなどを避けることができるようになりました・・・かな?

Googleグループも便利に使っています。
とりあえずは家族の連絡用としています。
ここの機能をフル活用する実力があれば、上記のPage Creatorでもそれなりのページが作れるのではないでしょうか。
日本語化もされているので、自分の「一人グループ」をまずは作成し、ページ作成機能を色々試した上でPage Creatorを使えば、英語版しかなくても問題ないはずです。

検索機能以外で最も長く利用しているGmailは、2005年7月以来のつきあいとなります。
いまでは一般でも利用申し込みできますが、当時は招待制で、とある方がmixiとGmailの招待状を両方とも送ってくれたのでした。
ありがたいことでした。

WebアルバムとPicasa2も試しています。

Googleパーソナライズドホームは、本当に便利です。

先々、こういったサービスの使用感などもレポートしたいと思います。
他にもいくつか利用していますが、今日のところはこのあたりで。

2007年2月7日水曜日

logo-Nachrichten オススメPodcast

Video-Podcast der logo-Nachrichten (ZDF)

ドイツ版「子供ニュース」。
ただし、こちらは日刊(月~土。)。

ドイツ語の難易度としては結構高いが、映像とあわせてみると、何となく分かった気になれるのでは?

ドイツの大人が、自分の国の子供に興味を持ってほしいと思っている題材が分かる。
日本の報道番組と違って、アフリカの貧困について頻繁に取り上げられている。
ドイツ国内の問題はもちろん毎日取り上げられる。
少年少女に人気の芸能人の情報も出てくるので、ドイツの若者文化の一端も垣間見ることができる。
子供に身近な問題を番組が一緒に解決するコーナーなどがある。

ビデオ版、オーディオ版がある。
(内容は同じ。)

Video: http://podcast.heute.de/logo-video.xml
Audio: http://podcast.heute.de/logo-audio.xml


http://www.tivi.de/fernsehen/logo/start/index.html


iTunes(ITS)で、「logo ZDF」で検索してもよい。


なお、「logo」とは、「あたりまえじゃん」という意味。
番組名はlogo ! Nachrichtenだが、ブログの制約上、感嘆符が使えないので、省略した。

2007年2月6日火曜日

作者への連絡

作者への連絡用です。
こちらにコメントをお願いします。
返信はすぐには出来ない・・・というより、結構お待ちいただくと思いますが、ご容赦下さい。

2007年1月22日月曜日

test+

test テスト öüäß
日本語とドイツ語の文字を入力したときの表示を確認しています。
FireFox2とIE6ではうまく表示できています。