2007年4月13日金曜日

メタル村 Podcast聞きかじり

フルメタルヴィレッジ!

のどかな村が世界中から殺到したメタル野郎どもに占拠された?

といっても、暴動のニュースではありません。

今年(2007年)公開の映画、Full Metal Village のニュースです。
ZDF heute-journal. 10.04.2007 (2007年4月10日)

この映画は、ヘヴィメタルファンにはおなじみの野外フェスティバル、ヴァッケン・オープン・エア(Wacken Open Air, = W.O.A.)を題材にした、ドキュメンタリーフィルムにして郷土映画(Heimatfilm)です。

ブログ執筆時点(2007/04/12)にはまだWikipedia日本版にヴァッケン・オープンエアの記事はありませんが(執筆依頼状態)、「ヴァッケン」「Wacken」などで日本語のページをネット検索すれば、相当なヒットがあります。

今回のZDFのニュースでは映画の紹介映像と、監督や住民へのインタビューをみることができます。

ブラスバンドにヘッドバンキング?
おじいさんがヘビメタフラッグを窓から掲げる?
メタル野郎の車が列をなして奇声を上げながら進む!・・・おじいさんの誘導で駐車場へ。

なかなか不思議な映像です。
よく言えば「のどか」、悪くいえば「さびれた」田舎の村の日常の風景やその住人(多くが老人)と、押し寄せるメタル野郎どもの盛り上がりが不思議な対比をなしている。
さも凶悪そうな身振り(尻を出す、騒ぐ、長髪、奇声、轟音、黒い服装、デス系ファッションなどなど)をするMetal Heads と、そんな来客を楽しむ地元・農村の人々。

韓国人映画監督 Sung-Hyung Cho (チョ・スン-ヒョン・・・かな?)は、
外国人はドイツ(人)社会に融合するといっても、それはどういう社会なのか?(ZDFニュース映像より)
なにがヨソなんだ?なにがウチなんだ?Was ist fremd, und was ist Eigenes?(Zorro Film のHPより)
という問題意識と持って、この映画を撮ったという。
たしかに、ひとくちに「社会」といっても、さまざまな層があるわけです。

ところで、監督のドイツ語です。
彼女は流暢に話していますが、やはり明らかに韓国人らしい発音をしています。
ドイツ人の方言もさることながら、外国人の「お国訛り」ドイツ語を聞き比べるのも楽しいものです。
そんな自分も日本人発音からは逃れられず、楽しみを提供する側にもなるわけですが。

Zorro Film社による、映画紹介サイト
さまざまなフォーマットによる予告編 Trailer のダウンロードもできるので(画面右下)、是非そちらもどうぞ。

英語による映画紹介ページ
ドイツ語による映画紹介ページ(制作会社Flying Moon)


日本の公開予定は・・・とくに記載がありませんでした。
ハロウィンに魅せられ、メタルにはまった私としては、たいへん興味深い映画です。

ヴァッケン・オープン・エア(2004年)のDVDはこちら。
(リージョンコード1なので、日本のDVDプレイヤーでは再生できない可能性があ


ブログランキング用投票ボタンです。
ブログランキング・にほんブログ村へ

0 件のコメント:

コメントを投稿