10月29日に、女優のEvlyn Hamannが亡くなりました。
この名前に聞き覚えがなくても、
Loriotコメディのレギュラー女優
といえば、ドイツびいきの方には顔と声が思い浮かぶのではないでしょうか。
Loriotといえば、20世紀ドイツ(西ドイツ)を代表する喜劇俳優、漫画家です。
ドイツ語学習も中級にさしかかれば、夫婦もののコント「Das Ei(ゆで卵)」などが練習テキストになった人もいると思います。
夫ヘルマンと妻ベルタの会話:
Berta, das Ei ist hart... (おいおまえ、今日の卵は固ゆでだよ)
ではじまるあのスキットです。
ことしのテレビドイツ語講座でも、獨協大学の学生たちが、博多大吉華丸を前に、ドイツの笑いの典型として披露していました。
もちろん、彼女は他の作品にも登場し、Loriotのテレビ喜劇になくてはならないものでした。
もっとも、私はDVDで鑑賞したので、当時の放送を知るよしもありません。
ドイツの喜劇俳優といえば、サイレント~トーキー時代のカール・ファレンティンが有名ですが、ハーマンは、ファレンティン映画におけるリーズル・カールシュタットのような、なくてはならない共演女優でした。
ARDで、Evlyn Hamannで検索しました。
Tagesschau
テキスト(ビデオ・オーディオへのリンクあり)
このニュースで、シリアスな役で、テレビ出演もしていたことが分かりました。
LoriotとValentin
前者は「ロリオー」と読みます。
アクセントは「オー」においてください。
後者は「ファレンティン」と読みます。
普通の名前であれば、ドイツ人の人名であっても「ヴァレンティン」となるところですが、この芸名に限っては、fallen(ファレン=オチる)とかけているので、かならず「ファレンティン」と呼んでください。
ミュンヘンのイーザール門に記念館があります。
ロリオー(独語版Wikipedia)
カール・ヴァレンティン(独語版Wikipedia)
Amazon.jpでLoriotで検索してもいまいちだなぁ。
書籍しかヒットしなかったので、とりあえず書籍のサーチ結果。
表紙に描かれたLoriotの漫画に見覚えありませんか?
Amazon.deで、DVDを探した方がいいかもしれません。
DVDBoxセットなどが発売されていますよ。
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