メッセ会場 Hannover は「ハノーバー」?
開催国の言葉であるドイツ語について、Podcastの記事から検証します。
CeBITとは、ドイツのハノーファーで開かれる世界最大のIT関連の見本市です。
(2007年は3月21日で終わってしまいますが・・・)
このアルファベット5文字はもちろん略称からとった名称ですが、CeBITのHPトップページ(ドイツ語版)には、何の略なのかは記されていません。
Wikipedia日本語版(筆者は3月19日付で確認)では「セビット」という読み方が確認できる程度です。
ただし、他の言語へのリンクは充実しています。
CeBITオフィシャルサイトのメニュー"CeBIT-Profile" から > Geschichte > Namengebung とたどって確認しよう・・・と思ったら、私の端末からは素直に表示できませんでした。
英語版から Profile > History > finding a Name と進んでみると、
"CeBIT" from "Centrum für Büro und Informationstechnik" (Center for Office and Information Technology)とあります(同様の記述は英語版Wikipediaにもある)。
直訳すれば、事務情報機器中核見本市、となるでしょうか。
「セビット」「CeBIT(日本語のページ)」で検索すれば、この見本市の日本での公的窓口がヒットします。
ドイツ産業見本市日本代表部のセビットのページそちらで当てている日本語の見本市名は「国際情報通信技術見本市」となっているので、これが定訳なのは間違いないでしょう。
しかし、ドイツ語党としては納得できません。
そもそもCentrumってどういうことでしょう?
ラテン語ではなく、素直にドイツ語でZentrumって書いてもらいたい(Karl Duisberg Centrumなどの例もあります)・・・っていうより、IT関連なのに、英語でないところが外国人としては意外です。
(ラテン語IT用語といえば「ユビキタス」などがあります。)
今回のタイトルの「CeBITの読み方」についてですが:
ドイツ語党の不満その2
「ハノーバーで開かれているセビット」
はどうも許しがたい。
「ハノーファーで開かれているツェービット」
・・・関係者の皆さん、ぜひドイツ語風にお願いします・・・。
証拠映像+音声は
ZDFheuteのCeBIT特集ページより、以下を参照。
「好調な折り返し」 会期の折り返し地点で入場者数前年比10%増趣味として、次も紹介します。
「携帯の進化についていけるか?」 変容したHandyはすでに通話とメールの機器にあらず(※simsen (SMS+en)とは、SMS(ショートメッセンジャーサービス)を送信すること。ユーザー同士のショートメールのほか、有料の情報サービスなどを利用することもできる。wadoku.deの「SMSする」を参照。)
・・・まあ、ワンセグやGPS携帯は日本ではもうおなじみ・・・W-Zero3ユーザーの私は使っていませんが。
がんばり屋さんはラジオ局のB5 Aktuell Computermagazin の2007年3月18日のニュースをどうぞ。
参考:
ITmedia「岐路に立つCeBIT」(Eric Lundquist著, "eWEEK"の翻訳)
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