2007年2月11日日曜日

ゆっくりニュースでドイツ語学習

Langsam gesprochene Nachrichten (Deutsche Welle)
ドイチェ・ヴェレのゆっくり読み上げるニュース

ドイツ語学習のPodcastといえばコレ!という人も多いのでは?
ドイツの国際放送局ドイチェ・ヴェレのニュースをゆっくり読み上げる、というもの。

  • 公的なメディアによるまともな文章
  • ネイティブのプロのアナウンサー
  • ドイツ語学習者向けにゆっくりはっきり読み上げている
  • テキストも公開されていて、目でも内容確認できる

というわけで、いいことづくめのようです。
必聴コンテンツではありますが、問題点も押さえておきましょう。

ときどき当てはまる問題点:
  • 発音が不自然
  • 内容がなじみがない

いくらネイティブとはいえ、「不自然にゆっくり」読んでいるときがあり、聞き取り練習にはむしろ不向きなこともある。
「聞き流し」なら、わからなくてもネイティブによる、ネイティブ向けの普通のニュースの方が「慣らし」として有効ではないだろうか?

内容は全世界に向けたものなので、日本の学習者には内容が想像しにくい。
推測が利かないので、聞き取りが難しく、自信喪失、学習の挫折のつながる。

では、Langsam gesprochene Nachrichten の最大の活用法は何か?
ずばり、シャドーイング。
聞こえてきた音を、数秒遅れで追いかけ発音する練習です。
不正確でも、内容がわからなくてもかまわない。
とりあえず、アクセントとイントネーションをコピーする。
スピードについていく。
ときにはテキストを見ながらやってみると、ゆっくりの音読ですらこのスピードで目を動かす、ということがわかり、それも経験になります。
とりあえずそれだけでも大変なはず。
犬の散歩のときに、いんちきシャドーイングを続ければ、文レベルの発音はだんだんよくなるのではないでしょうか。

結論
Deutsche Welle - Langsam gesprochene Nachrichtenは耳のトレーニングではなく口と目のトレーニングに活用できるコンテンツ。

(ドイチェ・ヴェレのニュース記事の内容については別に書く予定。)

Deutsche Welle
http://www.dw-world.de/dw/article/0,2144,1813444,00.html
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