2008年4月13日日曜日

Googleドキュメントで授業アンケート

新学年が始まりました。
授業開きの度に気になるのは、受講者の構成です。
第一回の授業でアンケートをとり、授業の進行の参考にしている授業担当者も少なくないのではないでしょうか。
私も以前はアンケート用紙を配り、受講者の予備知識や興味の方向を探ったことがありました。
問題になるのはやはり集計作業です。
CMSやwikiなどを活用している事例は経験したことはありますが(受講者として)、実際、立ち上げと運営には、一般の外国語教員にはハードルが高いのではないでしょうか。
恥ずかしながら、私もこれまで敬遠してきました。

そんな私ですが、今回、Googleドキュメント(Google Docs) を活用して、いとも簡単に問題解決しました。

1. スプレッドシートに実装された「アンケート」機能を利用
2. 集計用にシート2を作成
3. countif関数で集計
4. 集計結果を「グラフ作成」機能で円グラフ表示

たったこれだけで、ほぼリアルタイムに集計できました。
「メッセージをどうぞ」
のような自由回答欄は集計できませんが、アンケート結果が並べられているシート1をみると、一覧性を持って眺めることができ、なかなか満足できる試みでした。

問題の提起や詳しい操作方法は機会を改めて紹介したいと思います。

・・・「満足できる試み」に、授業の内容がついていっているか、どうなのか・・・。

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2008年3月28日金曜日

SchenkerとApple

まもなく私も Mac + iPod ユーザーとなる。
Apple Storeで購入したが、カスタマイズ品やレーザー刻印製品は海外からの発送、というわけで、同時注文したMac用のソフトだけがまずヤマト便で到着した。
ソフトだけ・・・ソフトだけ・・・。

Apple Storeからのメールには、MacはSCHENKER PTE LTD、iPodはEXPEDITORS SINGAPORE PTE LTD という配送業者名が書いてあった。
iPodはシンガポールから来る事がはっきりしたが、Macはいったい?

運輸業界についてはよくわからないなりに、「SCHENKER」というつづりが私に引っかかってきた。
あきらかにドイツ系のつづりである。
思い浮かぶのはマイケル・シェンカー、ハインリヒ・シェンカーなど、音楽関連の人名だが、この会社は?
ドイツ系企業が東欧に展開したのだろうか?
シェンカーシンガポール社のサイトでまず驚いたのが、ロゴにひときわ目立つ「DB」の文字。
ドイツ鉄道の関連会社ということだ。
社史(Company - History)のページでは、1872年のゴットフリート・シェンカーによる創業(ウィーン)から、1931年に"German Railways"に買収されるまでの詳細が紹介されています。
その後については1970年のSchenker Singapore設立まで記述がありませんが、ミュンヘンオリンピック公式運輸会社になるなど、順調な成長を遂げている歴史をこの社史に記しています。

Wikipediaドイツ語版のシェンカー社のページによれば、近年の企業買収などを経て、現在では世界有数の運送会社であるとのこと。ヨーロッパの陸運1位、海運世界3位、空輸世界2位とされています。
ここから、Gottfried Schenkerのページに飛んでもいいのですが、Schenker のinternationalサイトに飛んでみると、社史が寄り詳しく述べられています。
気になる日本支社はというと・・・
西濃シェンカー株式会社とのこと。
1964年に駐在事務所を開設し、2002年に西濃運輸と合弁会社の西濃シェンカー株式会社を設立したとある。

ということは、シンガポールから海を越えて来たリンゴセットを、カンガルーくんがうちまで運んでくれるのかな?

などと考えているうちに、Apple Storeから、iPodはヤマト便で届けるというメール通知が来ました。
やはりMacもヤマト便?

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2008年3月1日土曜日

ベルリン・ソニーセンター売却

ソニーがベルリンのソニーセンターを3月中に売却するという。

日本語のニュース(Google News)(ソニー・ニュースリリース)
ドイツ語のニュース(Google News)

ベルリンの新名所、再開発のシンボルであるソニーセンター。
ここにはソニー・ヨーロッパが本社を構えている。
でもなぜここに?
欧州のミュージックシーンや商業都市には、ほかにヨーロッパ本社にふさわしい場所もあるのではないか?

2006年にベルリンに滞在したとき、
「ベルリンの壁・歴史の散策 Mauerspaziergang」(訳は今考えた。「ウォーキングラリー」の方がいいかも。)
という、ガイドツアーで、ガイドさんに伺ったことを思い出す。

答えは大賀典雄名誉会長(ウィキペディア)にあった。
彼は、東京芸術大学、ミュンヘン国立高等音楽大学、そしてベルリン国立芸術大学で学んだ経歴があり、その後、ソニーを率いるようになる(ソニーによる、大賀の経歴)。
大賀は、ソニーセンターをベルリンへの贈り物ととらえていた(Sony Center Norio Ohga. ドイツ語)。
東西ベルリンを隔てていたベルリンの壁の跡地へ立てられた、若き日の巨大なモニュメント、と言えるのかもしれない。
ガイドさんは、そういう方向で、ソニーセンター誕生秘話を語ってくれた。
単純に土地や建物を取得したわけではない、という点が、バブル時代に物議を醸した数々の買収とは違う。

報道によれば施設名はソニーセンターであり続け、またソニーの重要な部門やサービス拠点もテナントとして残るという。

Blu-rayの勝利により、次世代DVD競争を生き残ったソニー。
「選択と集中」のためとはいえ、同国人としては寂しさをぬぐえない。


公衆無線LANを使ったときに、W-ZERO3で撮った写真。


Wikimedia Commons内にもっとまともな
ソニーセンターの画像
があります。

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2008年2月15日金曜日

追い詰められて Zugzwang

der Zugzwang.
チェスの用語で、もっと不利になるような手を指さなければならない状況を指す。パス不可、強制ターン・・・あまりいい訳は思いつきませんが、状況によっては、苦し紛れ、窮余の一策、と訳すこともできるかもしれません。
GoogleでZugzwangを検索すると、
「強制被動」「手詰まり」といった訳を宛てているページが見つかりました(リンクは当該記事)。
Wikipedia日本語版にも記事があり、「動きの強制」「悪手しか打つ手がない状況」とあります。

der Zugは「列車」の意味で初学者にもおなじみですが、チェス用語では、「指し手」を意味します。
動詞ziehen「引く」の派生語なので、チェスのコマは引きずって移動するものなのでしょう。
将棋や碁のように、持ち上げたコマを「ピシッ」と決める・・・というわけには行かないようです。

一方、der Zwangは「強制」で、Zwangsarbeit「強制労働」といった複合語があります。
Zugzwangは全体では、「指し手の強制」で、プレイヤーが置かれた状況を指していて、「指し手の内容」を示しているわけではありません。
そういう意味では、「窮余の一策」という訳は、問題があります。
では、Zugzwang下で指す一手をどう表現すればいいか。
一つの方法として、複合語の中身を逆転させてみた。
Zwangszug.
手持ちの辞書ではヒットしないが、Google検索すると50件ほどヒットがあり、また、「追い詰められて打たざるを得ない一手」いう意味で使われるのが分かる。

in Zugzwang geraten「追い込まれる」
jemanden in Zugzwang bringen「~を追い込む」

と熟語で使うようです。
(小学館 独和大辞典電子版参照)
CASIO Ex-word (エクスワード) 電子辞書 XD-GW7150 日中韓対応手書きパネル搭載 音声対応 26コンテンツ収録 5.5型高精細液晶 ドイツ語上位モデル

この言葉を知ったのは、マイクロソフトの米ヤフー!買収交渉に関する記事(原文は英語・・・広告が多いな・・・)でした。
Yahoo!に買収する価値はあるのか? - ITmedia News
この評論の最後にzugzwangが使われています。
この語は英語として英和辞典にも載っていますが、評論本文でも解説付きで使われているので、英語としてはそれほど広範に使われることはないのかもしれません。
発音は英語式・ドイツ語式の両方があるようです。
"sie in zugzwang"で検索すると、チェスとは無関係のページが多数ヒットします(sieとSieの区別なし)。
ドイツ語ではそれなりに使われているのかもしれません。
WikipediaDEの、「第二次世界大戦への米国の参戦(保護記事)」の項目の日本に関する記述に使われていました。
給油を絶たれた日本は窮地に陥ったとか。
 争いの 火に注がれる 油かな
今もかわらずですね。

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2007年11月8日木曜日

ビーレフェルトの嘘 ドイツ新都市伝説

ビーレフェルト。
ドイツ西部に位置する、人口30万人の工業都市。
二クラス・ルーマンらが教鞭を執った社会学や教育学でドイツ最高水準といわれるビーレフェルト大学には1万8千人の学生が在学し、また、サッカーファンにはアルミニア・ビーレフェルトにより、その名を知られている。
ところが、そのビーレフェルト市なるものは、実は存在しないのである。

ビーレフェルトについては、さまざまなうわさや憶測が渦巻く。
極秘軍事基地がある、J.F.ケネディは暗殺されたのではなく、ここに幽閉されている、プレスリーが・・・

早めに種明かしをしておくと、これはBielefeldverschwörung (ビーレフェルトの陰謀)という都市伝説。
なんでも、1994年に、情報学の学生、アヒム・ヘルト(Achim Held)によって考えられたものが始まりだという。(Welt Online、2007年7月24日 )
Verschwörungstheorie (陰謀論、Conspiracy theory)を題材にしたジョークである。

個人も国家も、自分に都合の悪いことはないことにしておきたいもの。
責任を誰かに押しつけられれば、なおのことよい。
「この陰謀を疑うの?では陰謀でなかった証拠をあげてください」
「これはあなたの宿命です。信じない?宿命でない証拠を挙げてください」・・・
この種のロジックにはめられたり、無意識に自分が使っていないか、常に気をつけるという教訓に、どうですか、ビーレフェルトの嘘は。

さて、このテーマを取り上げるきっかけは、ドイツ語版WikipediaのPodcastでした。
Wikipedia(De)Bielefeldverschwörung
そうなんです、ドイツ語のウィキペディアには、音声版もあり、投稿があるごとに、Podcastとして配信されるのです。
プロではない投稿者が読み上げているので、決して聞き取りやすいものではありませんが、今回の Bielefeldbeschwörung はちょっと聞いていて辛い。
声の調子が挑戦的なのです。
決して短くはないので、全部聞いて、ちょっとめまいがしました。
舌を大げさに巻くrや唾が飛んできそうなp(-bなども含めて)など、本当に特徴がある読み方です。
ある意味おもしろかったのですが、あまり頻繁に投稿してほしくはないかな・・・。
こういう方法で人の気を引くという手もあるのか、とへんな関心をしてしまいました。

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2007年11月3日土曜日

追悼 エヴリン・ハーマン(女優) ロリオーの相棒

10月29日に、女優のEvlyn Hamannが亡くなりました。
この名前に聞き覚えがなくても、
Loriotコメディのレギュラー女優
といえば、ドイツびいきの方には顔と声が思い浮かぶのではないでしょうか。

Loriotといえば、20世紀ドイツ(西ドイツ)を代表する喜劇俳優、漫画家です。
ドイツ語学習も中級にさしかかれば、夫婦もののコント「Das Ei(ゆで卵)」などが練習テキストになった人もいると思います。
夫ヘルマンと妻ベルタの会話:
Berta, das Ei ist hart... (おいおまえ、今日の卵は固ゆでだよ)
ではじまるあのスキットです。
ことしのテレビドイツ語講座でも、獨協大学の学生たちが、博多大吉華丸を前に、ドイツの笑いの典型として披露していました。

もちろん、彼女は他の作品にも登場し、Loriotのテレビ喜劇になくてはならないものでした。
もっとも、私はDVDで鑑賞したので、当時の放送を知るよしもありません。

ドイツの喜劇俳優といえば、サイレント~トーキー時代のカール・ファレンティンが有名ですが、ハーマンは、ファレンティン映画におけるリーズル・カールシュタットのような、なくてはならない共演女優でした。

ARDで、Evlyn Hamannで検索しました。
Tagesschau
テキスト(ビデオ・オーディオへのリンクあり)
このニュースで、シリアスな役で、テレビ出演もしていたことが分かりました。

LoriotとValentin
前者は「ロリオー」と読みます。
アクセントは「オー」においてください。
後者は「ファレンティン」と読みます。
普通の名前であれば、ドイツ人の人名であっても「ヴァレンティン」となるところですが、この芸名に限っては、fallen(ファレン=オチる)とかけているので、かならず「ファレンティン」と呼んでください。
ミュンヘンのイーザール門に記念館があります。
ロリオー(独語版Wikipedia)
カール・ヴァレンティン(独語版Wikipedia)

Amazon.jpでLoriotで検索してもいまいちだなぁ。
書籍しかヒットしなかったので、とりあえず書籍のサーチ結果。
表紙に描かれたLoriotの漫画に見覚えありませんか?


Amazon.deで、DVDを探した方がいいかもしれません。
DVDBoxセットなどが発売されていますよ。

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2007年10月26日金曜日

チョコレートマスター2007 Podcast聞きかじり

日本のメジャーマスコミの扱いがほとんどないのが不思議な話題。
(Google Newsで「ニッポン」「チョコレート」で検索したところ、10月27日時点で、両丹日々新聞から2件ヒットのみ。)

10月の22-22日に、パリで開催された「ワールドチョコレートマスター2007(WCM2007)」にて、日本代表の水野直己さんが見事優勝したそうです。

WCM2007のウェブサイト(日本語)
不思議なもので、大会オフィシャルサイト(英語版のみか?)よりも、大会主催者のベルギー・カレボー社の特設サイト(多言語対応)の方が、内容が充実しているように思います。
顔写真付きの出場者一覧もあります。

なお、カレボー社は、1996年にカカオバリー社と合併し、カレボー・バリーとなったそうです(同社より)。

ブログではそれなりに取り上げられていたようですが、なぜマスコミが報道しなかったのか、やはり不思議です。

さて、私はこのニュースを
radioeins Der schöne Morgen 23.10.2007
で知りました。
聞いてみたい人は、上記リンクからMP3のデータを保存し、18分のところから聞いてみてください。

さて、このDer schöne Morgenですが、ベルリンの情報を中心としたラジオ番組です。
「あの噂は本当?」とか、「この音は何を表しているでしょうクイズ」、「今日の一言」など、引きつけられるコーナーで楽しませてくれますよ。
難易度は相当高いものですが、普通の話し言葉になれるにはいい題材かと思います。

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